自家製トマトが主役に

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気のきいた酒の肴
 わたしは、どんな料理をどんな演出で出そうかしらと考えるのもワクワクしますが、
お招きを受けた出会い先で意外な演出に驚かされるのも大好きです。
つい先日も、あっと思うおもてなしに感動しました。

 友人に、それぞれに会社を持っていらっしゃるご夫婦がいます。
仕事はとても忙しいはずなのに、多趣味で、いつも自分の楽しみのためにはたっぷりと時間を取る、とても素敵な暮らしぶりです。

 先日のディナーは平日の夜でした。おふたりの帰宅は八時過ぎのはずなのに、いったいいつ準備をなさるのかしら、と、不思議に思いながらうかがいました。

 すると、用意されていたのは、極上のワインと、山のように積まれたトマトでした。
 実は、このご夫婦の趣味のひとつが出会い系園芸なのです。

 イタリアからトマトの種を持ち帰り、それを自宅の屋上で栽培していたのが、毎日山のようにとれるようになったとのこと。
気候が違うため、外国産の野菜は育てるのが難しいものです。しかもコンクリートの屋上で真っ赤に熟れたのがたくさんとれるようになるまでには、いろいろ試行錯誤もあったとか。
それも忙しい仕事のかたわらですから、脱帽です。

 さて、素晴らしい染付の大鉢にどん!と積まれた沢山のトマト。
まずは、それにとびきりのオリーブオイルを掛けて、アンティパストとなりました。
もちろん、オイルはエキストラバージンです。
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